弘前・十和田湖シャトルバスの旅 その1

弘前の桜の開花は間もなく。
桜を楽しむついでに、弘前から少し足を伸ばして
十和田湖観光も楽しんでみませんか
 
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自由時間編集部の編集担当Yは、運転免許を持っていません。
ずっと東京暮らしだったので、車がなくても不便を感じなかったのです。しかし、青森に帰ってきてから、地方での暮らしは、“自家用車がある”ことが前提なのだと痛感しました。同じ県内でありながら、遊びに行きたくても、公共交通機関の便が悪くて、なかなか行けない場所があるからです。
でも、なんとしても電車やバスで行きたい! だから、探しました。そして、見つけました。
ここでは、編集Yが自ら参加したツアー、お得なパスや公共交通機関の乗り継ぎの情報などもご紹介していきます。少しでもみなさまのご参考になれば幸いです。ただし、あくまで、個人の体験、感想に基づいた内容であることをご了承ください。
 
 
今回は、弘前市と十和田湖を結ぶシャトルバスを利用した旅のご紹介です。
このシャトルバスは、基本的には、金・土・日・祝日の運行で、予約制です。いわゆる観光バスとは違い、バスガイドさんは同乗しません。ただし、観光案内のテープが流されます。
良心的な価格、たくさんの観光スポットが盛り込まれた充実のコース、そして、フリータイムが多く自由度が高いところが気に入って、何度か利用させていただいています。
片道と往復のコースがあり、編集Yは、いつも往復を利用して日帰りの旅を楽しんでいます。
 
今回掲載している写真、コースは、2012年6月初旬に利用したときのものです。
行き/弘前バスターミナル〜JR弘前駅〜JR大鰐温泉駅〜道の駅いかりがせき〜(秋田県小坂町)康楽館・鉱山事務所〜十和田湖休屋遊覧船のりば
帰り/十和田湖休屋遊覧船のりば〜子の口遊覧船のりば〜奥入瀬渓流〜城ヶ倉大橋〜津軽伝承工芸館〜JR弘前駅〜弘前バスターミナル
往復とも弘前から十和田湖間の所要時間は約3時間。十和田湖でのフリータイムが2時間半ほどあります。
 
 
 
大鰐温泉駅駅から乗車する参加者が合流したのち、道の駅いかりがせきで少し休憩時間を取り、その後、小坂町(秋田県)へと向かいます。
 
 
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小坂町の鉱山事務所。 館内は有料で見学できます。
 
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来訪時、小坂町では、アカシアまつりが開催されていました。
 
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日本最古の現役の木造芝居小屋「康楽館」。上演中でなければ、館内は有料で見学できます。
 
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風情ある七滝(小坂町)。
 
 
 
 
そして、正午頃に十和田湖の休屋に到着。編集Yがすぐに向かったのは、湖畔のカフェ「マリンブルー」。
このときの目的は、ここで、まったりとランチを楽しむことでした。
 
 
 
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テラスで、緑のシャワーを浴びながら、青く輝く湖面を眺めて、のんびり。
マリンブルーでは、遊覧ボートを所有しており、予約をすれば、お弁当つきのクルーズも可能です。この日も、旅行客とおぼしきカップルが、楽しそうにボートに乗り込んでいく姿をお見かけしました。絶景に囲まれ、船上でいただくお弁当は、さぞかしおいしいことでしょう。
この日は薄曇りだったものの、それでも、この美しさ。素人写真なので、すばらしさを十分に伝えきれないのが残念ですが、木々の緑のグラデーション、陽射しによって表情を変える湖面の色、寄せるさざ波、鳥たちの声…。
 
十和田湖滞在時間のほぼすべてをマリンブルーのデッキで過ごし、リフレッシュしてきました。
今年は4月25日(木)から営業開始とのことなので、ぜひ、また、贅沢な時間を過ごしにうかがいたいと思っています。十和田湖に1泊して、朝靄のたちこめる湖や、夕陽に照らされる湖を眺めるのもいいなぁ、とも考えています。
 
 
往復で参加する場合、帰りのバスには、十和田湖の休屋と子の口のどちらからの乗車も選べます。フリータイム中に、休屋の桟橋から観光遊覧船で子の口に渡り、そこからバスに乗車することも可能です。
休屋から子の口までは約50分間のクルーズ。船から眺める景色は見応え十分です。そのことはまた、次回の記事でご紹介します。
 
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乙女の像。
 
 
 
午後2時半過ぎに十和田湖休屋をあとにし、帰路は奥入瀬渓流を通ります。
写真は、途中で停車した「石ヶ戸休憩所」で撮ったもの。木漏れ日を受けてきらめく水面が美しかったのですが、いかんせん撮影技術が追いつかず…。
 
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このバスに初めて乗ったとき、ドライバーさん自らが奥入瀬渓流の見どころを解説してくださり、その地元愛にあふれた語り口がとても印象に残っています。
きっかけは、他府県からいらしたご夫妻の質問に答えたことだったのですが、そこからは、すべての見どころについてタイミングよく解説してくださり、温かなおもてなしの心が伝わってきました。

 
 
山道に入ると、辺り一面ガスで真っ白。残雪もあり、外気温が一気に下がったのを体感しました。しかし、思いがけず出会えた、幻想的な風景に感動。
 
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その後、城ヶ倉大橋という絶景ポイントを通り、津軽伝承工芸館という楽しい場所に立ち寄ったのですが、こちらも次回、ご紹介します。
弘前駅を午前9時に出発し、午後5時半に帰着。これで往復4000円。今年も機会を見つけて、ぜひ利用させていただこうと考えています。
 
 
このシャトルバスにご興味のある方は、下記サイトをご覧になってみてください。
http://www.ringobus.net/
 
 
今回、ご紹介できなかったこのツアーの他の見どころは「その2」の記事でまた!