「最強毛豆決定戦 ’13 」ご報告
2013年の「最強毛豆決定戦」が終了しました。
いやー、じつに熱かった☆
そして闘いの陰には悲喜こもごものドラマが…。
開始前の会場(弘前市・かだれ横丁ホール)風景です。
天候不順や台風の影響で収穫できず、残念ながら欠場された方もあり、
最終的にエントリーは13名となりました。
こうして集まった毛豆を、外見、ストーリー性、食味の3つのポイントで審査。
審査委員長は“枝豆王子”こと児島啓介さん。児島さんは全国各地の枝豆を旬の時期に食べ歩き、
枝豆に関しては一家言ある方。枝豆をテーマに子どもたち向けの食育活動も行っています。
さらに、オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノの笹森通彰シェフ、
弘前大学農学生命科学部の川崎通夫先生、ほか計7名の審査員で審査を行いました。
そして、審査の結果、総得点の上位4名に、グランプリ、金賞、銀賞、銅賞を授与。
選ばれたのは、こちらのみなさん、そして、これらの毛豆です。
どれも毛深く(笑)、実はぷっくりとして、見るからにおいしそうでしょう。
グランプリの八木橋さん(弘前市)、金賞の野宮さん(弘前市)、
銀賞の一戸さん(田舎館村)、銅賞の成田さん(弘前市)、おめでとうございます。
来年も、おいしい毛豆を育てて、もう一度、食べさせてください☆
そして、今年は惜しくも賞を逃してしまったみなさん、
ぜひ、来年もよりおいしい毛豆を育てて、この決定戦にチャレンジしてくださいね。
また、会場では、青森毛豆研究会の圃場で育てた毛豆を使ったスイーツの試食もありました。
研究会の圃場の毛豆が、これまた本当に美味なのです。
決定戦にエントリーしたいくらいの出来でした。圃場担当のS氏、ありがとうございます。
「今煎餅店」さんは、粗挽きの毛豆を混ぜ込んだ薄い、やや薄い、少し厚めの
3種の塩味煎餅を焼いてくださいました。ビールにも合うお味でした。
「zilch」さんは、茹で、ロースト、ペーストの異なる食感の毛豆を使ったヌガーグラッセと、
毛豆入りのチュイルをつくってくださいました。このヌガーグラッセが絶品でした。
そして、枝豆王子のパフォーマンスで、場内の盛り上がりがMAXに。
王子のご本業はミュージシャンで、有名アーティストへの楽曲提供もされている一流のプロ。
自作の毛豆ソングに振りをつけて、会場の方々にレクチャーしてくださいました。
中高年のおじさまたちも、気合いを入れて音楽とダンス(?)を楽しんでいらっしゃいましたよ。
じつは、わたくしも審査員のひとりだったのですが、こんなに真剣に毛豆を食べたのは初めてです。
そして、「毛豆って本当においしい」と、改めて、つくづくしみじみ思いました。
さらに、畑や育て方の違いで、こんなに味のバリエーションがあるのだなと驚きました。
旨味の立った豆、甘味が強い豆、香りがいい豆、味の余韻の残る豆……。
それこそ、育てた人、育った場所を想像させる個性豊かな毛豆たちの競演でした。
いやー、楽しかったです。滅多にない、すばらしい経験をさせていただきました。
来年の開催が、いまから待ち遠しいです。
お土産にいただいた研究会の圃場の毛豆も、本当においしくて、
青森毛豆研究会の会員でよかったと、喜びとともにかみしめた夜でした。