「あおもり酒蔵フェスティバル2013」日本酒パーティーのご報告(弘前市)

2013/5/7

大いに盛り上がりました!

「あおもり酒蔵フェスティバル2013

日本酒パーティー会場のリポートです

 

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日本酒パーティ当日の5月3日(金・祝)、弘前市はあいにくの小雨模様。そんな悪天候にも関わらず、会場である土手町コミュニティパークには、開始時間前から、前売りチケットを持った参加者が続々と集まってきました。

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受付でチケットを確認後に手渡されるのが、このオリジナル猪口。この猪口で試飲を楽しみ、使い終わったら、お土産として持ち帰ることができます。

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会場では、「白神酒造」「竹浪酒造店」「玉田酒造店」「西田酒造店」「八戸酒造」「鳩正宗」「三浦酒造」「六花酒造」の8つの蔵元の38種の地酒がずらりと並べられ、蔵元のみなさんとともに出迎えてくれました。

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開始1時間後には、このにぎわい。200人を超える参加者の熱気あふれる会場で、あちらでもこちらでも楽しげに、会話が盛り上がっています。見知らぬ同志も、お酒が取り持つ縁で、和やかに言葉を交わしている姿が印象的でした。

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地酒は「純米酒」「大吟醸」「酒造好適米“華想い”」「熱燗」「シュワシュワ酒(炭酸ガス入り)」の5つのコーナーに分かれており、入場時、猪口と一緒に渡された出品銘柄リストで気になる地酒をチェックし、該当する番号の地酒を目指すしくみ。選びやすく、わかりやすいのですが、なにしろ数が多いので、参加者のみなさんは、毎回、大いに悩んで次の1杯を決めていました。

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蔵元のみなさんは、次から次へと差し出される猪口にお酒を注ぎ続けていました。地酒を味わい、楽しんでいる参加者のみなさんとのやりとりに、思わず笑顔がこぼれます。

 

午後5時の開始から、終了の8時まで、あっという間の3時間。途中行われた、仕込み水を使った「利き水」ゲームも大いに盛り上がって、最後まで、活気と熱気と笑顔にあふれた「日本酒パーティー」でした。

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さて、ここからは番外編です!

 

長い記事になりますが、日本酒がお好きな方、ご興味のある方は、ぜひ、ごらんください。

今回、会場に並んだ地酒全品の写真を載せました。また、当日の様子をドキュメント風に追っており、主催者と蔵元のみなさんからはコメントをいただきました。

 

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5月3日(金・祝)の弘前市はあいにくの小雨模様。
そんな中、土手町コミュニティパークに、主催者の柳田正一さん(酒の柳田、デギュスタ)と、8つの蔵元の精鋭10名が集合しました。時刻は午後3時、パーティー開始の2時間前のことです。

 

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柳田さん。

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西田酒造店。

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六花酒造。

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白神酒造。

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三浦酒造。

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鳩正宗。

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八戸酒造。

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玉田酒造店。

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竹浪酒造店。

 

 

じつは「あおもり酒蔵フェスティバル2013」は、柳田さんの発案に、各蔵元が賛同して開催が決まった初のイベント。自社のお酒だけをPRするのではなく、蔵元間の垣根を取払って協力し合い、青森の地酒の魅力と楽しみ方をより多くの人に知ってもらおうという試みです。

3日は地酒各種が試飲できるパーティー、4日は販売をメインにした酒マルシェという2本立ての企画でした。この記事は、3日の「日本酒パーティー」のリポートです。

 

 

パーティー会場は、土手町コミュニティパーク屋内の多目的ホールと、ホール横の屋外の広場。ホールには立食用のテーブル、広場にはテーブルと椅子が置かれました。

地酒は、楽しみ方の提案別に、以下の5つのコーナーに分けて並べられました。

「極みの大吟醸を集めて」(11種)

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「青森県産酒造好適米“華想い”呑み比べ」(8種)

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「やっぱ、純米酒でしょう!」(12種)

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「あつ燗派推奨酒」(3種)

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「シュワシュワ酒体験」 (4種)

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「和らぎ(仕込み)水」(4種)

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8蔵元から運ばれてきた38種類の地酒と、仕込み水4種類が並ぶ様は圧巻です。この38種類すべての地酒が試飲できるフリーチケットは前売り1,500円、5杯試飲できるトライチケットは前売り1,000円という破格値。オリジナル猪口が受付で渡され、これにお目当てのお酒をついでもらうシステムです。この猪口がお土産として持ち帰れるのもうれしい配慮。入場の際、地酒38種類の銘柄リストも、猪口と一緒に手渡されました。

 

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前売りが予想以上に好評だったため、残念ながら当日券の販売を断念せざるを得なくなったそうで、当日、受付で涙を飲んで諦めた方のお姿も多くお見かけしました。次回、ぜひ、リベンジを!

 

 

さて、開場までの2時間、各蔵元の酒樽やのぼり、日本酒のディスプレイはもちろん、氷や、おつまみの箸やおしぼりにいたるまで、柳田さんのリードに従い、各蔵元のみなさんでセッティングしていきます。

 

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企業トップの方々を含む蔵元のみなさんが、こうした裏方仕事に黙々と勤しんでいらっしゃる姿に、このイベントに賭ける意気込みが感じられました。そして、この手作り感と連帯感あってこその、心温まる和やかなパーティーだったと後に実感もしました。

 

 

蔵元のみなさんは、8蔵元の地酒をミックスしてテーマ別に並べた5つのコーナーと、おつまみをお客さまにお渡しするフードコーナーで持ち場を担当。他社のお酒をお客さまの猪口につぐ経験は、なかなかないはずです。

 

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なにせ、初めてのスタイルのイベント。どんなお客さまがいらして、どんな雰囲気になるのか、どんな質問をされるのか、想像もつきません。数々のイベント会場で経験を積み、百戦錬磨のみなさんも、スタンバイ時はやや硬い表情です。

 

 

会場には、開場時間の前からお客さまが集まり始め、広場や通路に面した壁を開け放った開放的な空間(寒かったです)が、どんどん熱気に満ちてきます。

お客さまは、日本酒にこだわりのありそうなミドルエイジ、ファッショナブルな若い人のグループ、三世代一緒のグループ、食やお酒を探求していそうな若い女性、若いカップル、熟年カップル、旅行者の方……など、さまざま。みなさん、わくわくした表情を浮かべつつも、最初は及び腰で、会場の隅に固まっていらっしゃいました。

 

しかし………。

 

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飲み始めれば、みんなが仲間。どのテーブルでも、「初めまして」のお相手と和気藹々と会話が盛り上がっていきます。椅子があるテラスのテーブル席で、腰をすえて初対面の方と話し込んでいる方もちらほら。もう、外の寒さも問題ではなくなっているようです。

 

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お客さまも、蔵元の方々も、次第に笑顔、笑顔、笑顔。

 

 

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一覧リストをじっくり眺めて、次に飲むお酒を吟味している方が多いのが印象的でした。さまざまな銘柄をあれこれ試せる滅多にないチャンスですし、この季節の限定品など、なかなか飲む機会がないレアなお酒も多く、どのコーナーも大盛況です。5つのコーナーから1杯ずつという方もあれば、好きなコーナーで5杯という方も、寒いので今日は熱燗でという方も、シュワシュワ酒が目当てでしたという若い女性も、思い思いの楽しみ方をされていました。

日本酒フリークも、日本酒にはそんなに馴染みがないという方も、地酒のバリエーションの豊富さと、質の高さを再認識し、堪能していらっしゃったようです。なかには、会場向かいのデギュスタで早速、同じものを購入している方もいらっしゃいました。

 

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次から次へとお客さまのリクエストに応えるため、蔵元のみなさんは休む間がありません。けれど、その状況を思いの外楽しんでいらっしゃるようでした。

途中、増田さんのインタビューに答えて、十和田からいらした鳩正宗さんが、「お客さまの猪口に、これほど『豊盃』(三浦酒造)をつがせていただいたのは初めてです」とおっしゃって、会場が爆笑に包まれました。この言葉に、今回のイベントの意味が凝縮されていた気がします。

 

 

セルフで自由に飲める、仕込み水も大人気。おいしいお酒はおいしい水でつくられるので、みなさん、その味に興味津々でした。じつは、パーティーの冒頭で、同じ量の水を飲みながらお酒を飲むのが、おいしく飲めて悪酔いもしないコツという説明があったので、実践されている方が多かったようです。また、後半行われる予定の、仕込み水の「利き水ゲーム」に備え、飲み比べておこうという方もいらっしゃったようです。

 

おつまみも、本当においしくてリーズナブル。日本酒にナッツやチーズという提案もありました。でも、もちろん、これも「あり」ですね。10種類以上のおつまみと、もつけ汁(もつ入りのけの汁)の中から、4品選べるフードチケットは前売り1,000円でした。

 

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MCの増田由美子さんも、日本酒が大好きとのことで、本気の試飲リポートをされていました。気になるお酒をお尋ねしたところ、「津軽ではふだん飲む機会が少ない南部のお酒をいただいたら、きりっとしてのどごしがよく、とても気に入りました」とおっしゃっていました。

こういう機会を利用して、新たなお気に入りの地酒を見つけられるのは、うれしいですね。

 

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青森の地酒は、とても研ぎ澄まされており、それぞれに特有の持ち味があることを、参加者のみなさんは実感してくださったようです。また、日本酒が、冷やして、常温で、燗をつけて、さらには炭酸ガスを含ませてと、多様な飲み方ができ、それに合わせた選び方ができるお酒であることも、楽しみながら体感してくださったことでしょう。

 

 

ある蔵元の若きご当主のファンだというマダムが、スタッフさながらに蔵自慢をされていた姿も印象的でした。身近な地元の蔵元だから、誠意をもって造っていることが伝わりやすい。だから、深い愛情をもって飲む。さらには、造り手も、蔵も、つい応援したくなってしまう。そんな方々も、会場にたくさんお越しになっていたようです。

 

会場では、ひと言ずつ、自らの蔵のお酒のPRをしてくださった蔵元のみなさんですが、ここでは、今回のイベントに関してコメントをいただきました。

 

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「今日はとてもうれしかったです。いろいろな層の方が日本酒に興味を持ってくださっているのがわかったし、こういう風に楽しんでいただけて。みなさん、これからも、どんどん地酒を召し上がっていただきたいですね」(白神酒造)

 

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「女性のお客さまが多かったですが、フルーティで華やかなお酒ばかりを召し上がるとは限らず、飲み慣れてくるとすっきり系のお酒を好まれるようになる方が多いです。いろいろ飲んで、楽しんでいただけるといいですね」(八戸酒造)

 

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「いらしていただいたみなさまに、各蔵元のいろいろなお酒を楽しみながらお試しいただけたようでよかったです。このお酒が欲しいのだけれど、必ず買えるのはどこですか、というご質問も多くて、とてもうれしかったです」(六花酒造)

 

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「大吟醸と、吟醸は、どこが違うのですかというご質問をいただいたり、南部のお酒は珍しいのでぜひ飲んでみたいですとおっしゃっていただいたり、ふだんとは違う、さまざまな層のお客さまとの会話が楽しい会でした」(八戸酒造)

 

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「若い人や女性のお客さまも多く、大盛況でよかったです。次回は、たまたま前を通ったり、近くにいて、この盛況ぶりに誘われて、ふらりと会場に入ってくださるお客さまの受け入れ体制も整えたいと感じました」(西田酒造店)

 

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「さまざまな年代や層のお客さまが集まってくださり、とても面白い会でした。 当社が南部の蔵元だと知ると、珍しいし、飲んだことがないからと、積極的に飲みに来てくださる。みなさんのそんな優しさもうれしかったです」(鳩正宗)

 

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「お客さまから、『20年前こっちに来たときは、お土産に持って行くお酒にうーん…と悩んだけど、いまは逆の意味でうーん…と悩むお酒が増えた』とおっしゃっていただきました。とてもありがたいお言葉でした」(三浦酒造)

 

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「シュワシュワ酒のコーナーを提案したのは自分なんですが、じつはこれ、商品化を考えているところなんです。今日、多くの方に飲んでいただいて反響があったので、今後じっくりと検討していきたいと思います」(玉田酒造店)

 

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「当社のお酒は、お燗用に特化して造っていることもあり、何回燗をつけても、すぐになくなるくらい人気だったのがうれしいですね。じつは、若い女性には熱燗好きの方が多いのですが、今日もそれを再確認しました」(竹並酒造店)

 

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「みなさんマナーを守って、泥酔される方などもいらっしゃらずに楽しく飲んでいただいて、いい会だったと思います。日本酒にお詳しい方もそうでない方も、年代もさまざまに混じっていて活気があり、とても新鮮でした」(西田酒造店)

 

 

後半に行われた「利き水」ゲームには、男性は5名挑戦して3名正解、女性は6名挑戦して4名が正解でした。正解者のみ、もらえるはずの賞品を、女性陣はなぜか全員もらえてしまった(豊盃の前掛けです!)ところに、主催者・柳田さんの優しさが。このゲームも、予想を超える盛り上がりを見せ、会場内のテンションはずっと高いまま、にぎやかに、にこやかに、午後8時のお開きの時間を迎えました。

 

 

 

さて、次回開催をいまから心待ちにされている方も多いのではないでしょうか。

主催者の柳田さんからのメッセージです。

「今回の経験を元に、改善すべき点は改善して、より楽しいパーティーをまた開催したいと考えています」

 

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バージョンアップした『あおもり酒蔵フェスティバル』の開催が楽しみですね。

 

 

 

 

撮影/成田 亮

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